玄関を開けてすぐの部屋に飾るのも、「訪問されたお客さまに、『わっ』と喜んでいただきたいから。お正月ですから、ここにいるだけで運気があがるような、華やかな気分を味わってほしくて」。
真っ白な気持ちで新年を
その言葉通り、見た目の美しさだけではなく、すべてにIKKOさんの思いが込められている。「白い胡蝶蘭は、2015年を真っ白な気持ちで迎えられるように。白は花嫁衣装でもありますから、今日という日と結婚するという意味も込めて。そうして時代を受け入れ、染まっていけば、やがて南天という鮮やかな実を結ぶ。お重のおせちは主役ですから真ん中に。両脇に飾られた琴は魔を切り、韓国の冠は華やかさを演出します」
「みんなで金の模様の杯でお酒をいただいたら、点々と置かれた豆皿のように仲間が増えていく。卵焼きはかつて高級品と言われたものですし、その手前に置かれた小皿には、ゴーヤーチャンプルーなど体によいものを。私は九州出身ですので、ふるさとへの敬意を表して、鶏皮も添えました。一番手前の甘い物を載せたお盆は、私が毎年お参りに行く成田山の紋入り。厄をよけてくれます」