今は良太さんに塩作りを譲ったが、約20年間窯を見守り続けた智恵子さんは、薪の火で顔を赤く照らされながら言う。「薪やから、続けてこれたんちゃうかな。薪の火を見てると、いろんなこと考えるよね。昔のこと思い出したり、どんな人のもとにこの塩が届くんやろう、とかね。薪は体も、心もあっためてくれる。この火を見ていると、楽しいよ。他にはなんもいらん」(取材・構成:塩塚夢、写真も/SANKEI EXPRESS)
【ガイド】
■岩戸の塩 三重県伊勢市二見町茶屋566の9 (電)0596・43・2122 電話、ファクス、インターネットで注文可。