またイスラム国は、身代金が得られない場合でも、人質が助けを乞う様子や殺害の映像をネット上に流すなど、人質を最大限に利用して国際社会の動揺を誘う戦術をとる。殺害は人質の頭部を切り落とすなどの残忍な方法で行われている。
これは、斬首がイスラム国の奉じるシャリーア(イスラム法)に規定された刑罰の一種であることとともに、敵対する勢力にイスラム国に対する恐怖心を植え付ける狙いがあるためだ。
最高指導者のアブバクル・バグダーディ容疑者が全イスラム教徒を率いるカリフ(預言者ムハンマドの後継者)を自称し、「ジハード(聖戦)」を標榜(ひょうぼう)するイスラム国にとり、異教徒の外国人は、たとえ民間人であっても「信仰の敵」にほかならない。要求が受け入れられなければ、殺害することにためらいはないとみられる。(カイロ 大内清/SANKEI EXPRESS)