連続銃撃テロは14日午後と15日未明に発生。イスラム教の預言者ムハンマドを風刺した画家らが「表現の自由」を討議していたカフェと、シナゴーグ(ユダヤ教会堂)が相次いで銃撃され、2人が死亡した。警察によると、容疑者は2件の銃撃の後、移民が多いノアブロ地区に戻っていた。(ロンドン 内藤泰朗/SANKEI EXPRESS)
≪「自国育ちテロ」 欧州の若者過激化≫
デンマークの首都コペンハーゲンで起きた連続銃撃テロ事件は、外国人でなく自国民が起こす「ホームグロウン(自国育ち)」の若者による犯行の可能性が高い。パリの風刺週刊紙襲撃に始まる連続テロに酷似した事件が1カ月余りで繰り返された形だ。欧州ではイスラム過激主義に染まる若者が増えているとされ、同様のテロがさらに起きる危険が指摘されている。
「イスラム国」から資金
容疑者は、14日のカフェ銃撃の際、アラビア語で「神は偉大なり」と叫んだとの目撃情報がある。