式典では、最初の銃撃事件の現場に居合わせたフランスの駐デンマーク大使も演説。「デンマーク警察に感謝したい。彼らがいなければ私は今日ここにいなかっただろう」と述べた。
ロイター通信によると、16日には反イスラム団体によるデモも実施されたが、参加者は約50人にとどまったという。
一方、デンマークの治安当局は17日、フセイン容疑者の動機や背後関係の捜査を続けた。これまでの捜査でテロ組織との関わりは確認できず、組織に属さない「ローンウルフ(一匹おおかみ)」型のテロとの見方が強まっている。(SANKEI EXPRESS)
≪首相「テロ行為だ」≫
トーニングシュミット首相は16日、容疑者がテロ組織の一員であったことをうかがわせる証拠はないと指摘。一方で、「表現の自由」の討議会場などを狙った襲撃は「テロ行為」だとあらためて強調した。
フセイン容疑者については、刺傷事件で服役中に宗教的に過激化し、要注意人物として情報機関に通知されていたことが判明。