デビュー時は「ビッグビート」というロック的なクラブ音楽がはやっており、そのカテゴライズでシーンの寵児となった。しかし、流行の波は激しかった。ビッグビートはあっという間に廃れた。だが、ブンブンは残った。
芯に据えるもの
「世界のツアーに出て、Mobyとかさまざまなスターたちと一緒になり、彼らから学んだこともあります。しかし、一番印象的だったのは、ものすごい勢いで姿を変えていった音楽業界です」
CDが売れないと報じられ、激変していく日本の音楽業界だが、彼らの見た世界の業界の変化はその比ではなかったという。昨日スターだった人がふっと消える、大きな会社がなくなる、そんな様子を目の当たりにした。
「その中では、何が自分たちの音楽の芯となっているのか? 常に自問自答しなければならなかった。その芯とは一過性となることもあるリズムではなく、メロディーであり、ハーモニーだったと考えるようになりました」
デビューから18年、激変する音楽状況とビジネスの中で、堂々と残るブンブン。新作「SHINE LIKE A BILLION SUNS」ではより旋律への集中力が高まった。口ずさめるメロディーも備える彼らとしては会心の一作。この盤には後輩たちに腕前を披露させるリミックスコンテストも行っている。