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挑戦し続ける次代の作品群 「第18回 岡本太郎現代芸術賞」展 (1/3ページ)

2015.3.16 14:20

ヨタ「金時/Kintoki」=2015年3月1日、神奈川県川崎市多摩区(原圭介撮影)

ヨタ「金時/Kintoki」=2015年3月1日、神奈川県川崎市多摩区(原圭介撮影)【拡大】

  • 久松知子「レペゼン_日本の美術」、右側が「日本の美術を埋葬する」=2015年3月1日、神奈川県川崎市多摩区(原圭介撮影)
  • 藤村祥馬「どれいちゃん号/The_Slave-chan」=2015年3月1日、神奈川県川崎市多摩区(原圭介撮影)
  • 佐野友紀「アウラの逆襲/Counterattack_of_aura」=2015年3月1日、神奈川県川崎市多摩区の川崎市岡本太郎美術館(原圭介撮影)

 【アートクルーズ】

 「第18回 岡本太郎現代芸術賞」展が、川崎市岡本太郎美術館で開かれている。応募672点の中から入選した、過去最多の27作品を展示。今回の傾向は、絵画など平面作品の充実だという。「何だこれは!?」。生きていたら、岡本の声が聞こえてきそうなユニークな作品をいくつか紹介しよう。

 岡本太郎現代芸術賞は、時代に先駆けて挑戦を続けた岡本の精神を受け継ぐアーティストを顕彰している。常識や伝統にとらわれない、突き抜けた表現や発想を重んじる。

 作品でヤキイモ販売

 今回、岡本太郎賞に選ばれたのは木崎公隆(35)、山脇弘道(31)両氏のユニット「Yotta(ヨタ)」が出品している「金時/Kintoki」だ。

 金色に塗られた高級車の上でLEDの装飾が点滅する。後部には釜を設置。音楽にのせて低く響く「ヤキイモー、ヤキイモー」の声。そう、作品は、ヤキイモを販売する車両でもあるのだ。

 これって芸術? 疑問を持つ読者もいるかもしれないが、審査では、確かな技術力に加え、作品とヤキイモ販売を合体させて、「移動式のパブリックアート」として公道に持ち出した“発想力”と“開放性”が高く評価された。

権威への批判

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