自爆テロがあった首都サヌアのモスク内部を調べる人たち=2015年3月20日、イエメン(ゲッティ=共同)【拡大】
外交筋は、イスラム国のイエメンでの支持基盤は相当脆弱(ぜいじゃく)だとして「果たしてこれほど大規模なテロが起こせるのか、今回の犯行声明の信憑(しんぴょう)性には疑問が残る」と指摘。一方で「(イスラム国による)勢力拡大が現実になれば、イエメンは混乱の極みに陥る」と強い懸念を示した。(共同/SANKEI EXPRESS)
■イエメン アラビア半島南西部のイスラム教国。人口約2497万人(2014年推定)。19世紀から南北分断が続き1990年に統合、イエメン共和国が成立した。2011年以降の中東民主化運動「アラブの春」が波及し長期政権が倒れた。部族社会の伝統が色濃く政府の権力が及ばない地域もある。14年9月以降、イスラム教シーア派系武装組織の活動が活発化、今年1月には大統領宮殿を武力制圧するなど混乱が続いている。