スイス・ローザンヌで、イラン核問題の包括的解決に向けた枠組みで大筋合意したイランと欧米など6カ国のメンバー=2015年4月2日(ロイター)【拡大】
「歴史的な合意だ」と称賛したオバマ氏に対し、イスラエル政府高官は「歴史的な誤りだ」と切り捨てた。
イランで欧米との対話路線を掲げた保守穏健派のロウハニ政権が2013年8月に発足したのを機に始まった交渉を取り巻く環境は、この間に一変した。
イラク、シリアではイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が台頭。今回の協議直前には、スンニ派の盟主サウジアラビアが、隣国イエメンのシーア派系武装組織「フーシ派」に対する空爆を開始。フーシ派を軍事支援しているとされるイランと「代理戦争」の様相だ。
「中東を不安定化させるイランの動きを深く懸念している」。イランのザリフ外相との8日間に及ぶマラソン協議の末、枠組み合意にこぎつけたケリー米国務長官は、スイス・ローザンヌでの記者会見でこうイランを批判せざるを得なかった。