自民党の「原子力政策・需給問題等調査会」の額賀福志郎(ぬかが・ふくしろう)会長(右)からエネルギーミックス提言を受ける安倍晋三(しんぞう)首相。左端は船田元(ふなだ・はじめ)会長代理=2015年4月7日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)【拡大】
≪「再生エネ35%」環境省試算で波紋≫
2030年の電源構成比率をめぐっては、政府内でも綱引きが続いている。政府見解の取りまとめに当たっている経産省は、再生エネルギーの発電割合を20%台半ばとする大枠を固めているが、環境省は最大35%とする試算を発表しているためだ。
「技術的な制約やコストの課題など、実現可能性が十分に考慮されていない」
宮沢洋一経産相(64)は7日の、環境省の試算に強い不快感を示した。
環境省が3日公表した試算では、送電網を整備して電力会社間で電力を融通するなどした場合、30年時点で全発電電力量の最大約35%を再生エネで供給できるとした。
ただ、「大胆な仮定で可能性を示した試算」(環境省担当者)のため実現に向けた道筋は十分に描けておらず、経産省は電源構成の議論に反映することに難色を示している。(SANKEI EXPRESS)