女優の桐谷美玲(きりたに・みれい)さん=2015年3月25日、東京都中央区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
中国語の勉強になった
本作はコンプレックスとの向き合い方を考えるうえで示唆に富んでいる。キイラには絶対に好きな人に正体を明かすことはできないというコンプレックスがあった。つまり、特撮テレビ番組の不朽の名作「ウルトラセブン」(1967~68年)で、宇宙の果てからやってきた主人公、モロボシ・ダン(森次晃嗣(もりつぐ ・こうじ))とまさに同じ葛藤に苦しんでいたのだ。さて、順風満帆の役者人生を歩んできた桐谷も1つや2つ「因果なものだ」と感じるコンプレックスぐらいあったのではないだろうか。「そんなに深く悩まないタイプなので。コンプレックスがあってもわりとあっけらかんとしていると思います。解決できることは解決して、私は先に進みますけどね」と桐谷。嫌みも覇気も感じさせないニュータイプの強者だった。