G2からみた堀北は「イエスかノー、黒か白かはっきりしている点がキャサリンと似ている。美意識や価値観がしっかりあってミステリアス。舞台に慣れすぎていない新鮮さがある」。
2010年に「ジャンヌ・ダルク」の主演で初舞台を踏んで以降、主演級の大舞台を経験してきた堀北だが、「いままでの経験は役に立たない」と言いきる。キャサリン役には相当なエネルギーを使う。「力を振り絞らないとキャサリンになれない。ご飯食べて稽古して、またおにぎり食べて稽古して」
一生懸命になり過ぎると自分の動きが客観的に見えなくなる。そんな時は山本がアドバイスしてくれるという。「そんな簡単なことだったのか、と気付かされます」と感謝する。稽古の後は、家に入る前に近所を歩いてクールダウン。「自分の感情の振り幅の何十倍も振り過ぎて切れちゃってくたくた。落ち着けないと帰れない」と笑った。(文:藤沢志穂子/撮影:寺河内美奈/SANKEI EXPRESS)
【ガイド】
5月6~26日 東京・日生劇場
問い合わせ チケットホン松竹(電)0570・000・489