九回、満塁本塁打を放つ広島・鈴木誠也(右)=2015年5月9日、兵庫県西宮市・甲子園球場(白鳥恵撮影)【拡大】
3安打の田中が3得点とリードオフマンの役割を果たし、2番の菊池は2犠打と四球でつなぎ役をこなす。4月17日から4番に座り続けるベテランも勝負強さは健在だ。
主力が打線を引っ張れば、若手も伸び伸びとバットを振れる。九回に自身初の満塁本塁打を左中間に運んだ20歳の鈴木誠は「新井さんとか年上の方がチャンスで打ってくれるので、楽な気持ちで打席に入れている」と好循環を口にする。チームは4試合連続の2桁安打。こいのぼりの季節は過ぎたが、コイの勢いは止まらない。(SANKEI EXPRESS)