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「生きた教材」伝説のフランコ氏、日本復帰 大屋博行 (2/4ページ)

2015.5.11 11:45

ルートインBCリーグ、石川ミリオンスターズの選手兼監督就任会見に臨むフリオ・フランコ氏(中央)=2015年3月13日、東京都品川区(共同)

ルートインBCリーグ、石川ミリオンスターズの選手兼監督就任会見に臨むフリオ・フランコ氏(中央)=2015年3月13日、東京都品川区(共同)【拡大】

  • 【メジャースカウトの春夏秋冬】恩師であるローイ・カーピンジャー氏(左)と大屋博行氏(アトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当)=1月18日、米国(大屋博行さん提供)

 現役を長く続けられる要因

 そんなフランコ氏と知遇を得たのは、彼がまだ現役の時代。ブレーブスに在籍した2001~05年のことだ。

 春季キャンプに大型高級車のハマーで乗り付ける姿が、強烈に印象に残っている。ハマーといえば、超高額年俸を稼ぐメジャーリーガーの愛車の代名詞といえる存在。「さすがメジャーリーガーだな」と変な感心をさせられた。

 ブレーブスのキャンプ地は、フロリダ州オーランド。ディズニーワールドがあることで知られ、実際に球場もその敷地内に建てられている。観光地ゆえ、メジャーの選手たちも夕食には困らない。ロブスターやステーキが有名で、和洋中と何でもそろっている。私たち日本人が訪れても、すしや鉄板焼きを堪能できる。ただ、値が張るのも事実で、球団から支給される「ミール・マネー」では足が出る。

 そんなときは、近くの大型スーパーへ食材を買いに行くのだが、フランコ選手と出くわしたのが、食料品専門のスーパーだった。駐車場には、スーパーには似つかわしくない見慣れたハマーがでんと止められていた。お付きと思われる2、3人と一緒に買い物に来ていたフランコ選手は、野菜や肉を自ら手に取り、真剣な顔つきで吟味していた。自分で食べるものを自分の目で確かめていたのだ。おそらく、宿舎に帰って自分で料理していたと思う。

<現役生活を長く続ける> 生鮮品を品定めし、栄養面で最大限の配慮

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