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「西側との妥協なし」 中国、言論統制を強化 (3/4ページ)

2015.5.12 09:30

高瑜(こう・ゆ)氏に懲役7年の判決が言い渡された4月17日、香港にある中国政府の出先機関「香港連絡弁公室」の前には、高瑜氏の釈放や報道の自由を訴える人々が集まった=2015年4月17日、中国・香港(AP)

高瑜(こう・ゆ)氏に懲役7年の判決が言い渡された4月17日、香港にある中国政府の出先機関「香港連絡弁公室」の前には、高瑜氏の釈放や報道の自由を訴える人々が集まった=2015年4月17日、中国・香港(AP)【拡大】

 米紙ワシントン・ポストも社説(電子版、4月22日)で、かつて高氏が習氏について、「真の改革者ではなく、共産党による統治の初期に、毛沢東が掌握していたような権力や正統性を取り戻すのに躍起だ」と評したことを紹介し、「彼女は正しかった。それはまさに習氏がしてきたことだ」と指摘した。

 そして高氏と獄中にいるノーベル平和賞受賞者、劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏(59)ら「政治犯」の釈放を求めつつ、「中国の統治者たちは、自らが切望する強い国は国民を恐怖ですくませるような社会ではなく、健全でオープンな社会に基づいて築かれなければならないと認識すべきである」と訴えた。

 開き直る官製メディア

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版、4月23日)も社説を掲載。「習氏はどうも、報道の自由や司法の独立がない一党独裁国家から腐敗を根絶できると信じているようだ。そして、『地域化』の名の下に海外の技術を追放し、大学から『西側の価値を奨励する』教科書を排除しながら、ワールドクラスの経済をつくることができるとも信じているらしい」と皮肉った。

西側の一部勢力 「人権」と「言論の自由」で中国を包囲攻撃するが…

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