チームの危機を救ったヤクルト先発・石山泰稚(たいち)投手=2015年5月17日、東京都文京区・東京ドーム(中鉢久美子撮影)【拡大】
自身も2連敗後、10日間の抹消を経てこの日1軍へ復帰。調整期間中は高津臣吾投(しんご)手コーチ(46)と話し合い、肩を休めることを優先した。「おかげでしっかりと気持ちを切り替えて試合に臨めた」
この日投げ合った巨人の高木勇(25)は、社会人の三菱重工名古屋出身。今季初登板から5連勝した新人右腕について、同じ東海地区のヤマハに在籍した石山は「すごいボールを投げる投手だと知っていた。勝てて本当によかった」と感慨深げ。3年目の26歳はこれが巨人戦初勝利でもあった。
「また新しい気持ちで頑張りたい」と真中監督。石山は「きょう出た課題はスタミナ不足。もっと長いイニングを投げて貢献したい」とチームの連敗脱出に浮かれることなく次戦へ備える。(三浦馨/SANKEI EXPRESS)