サイトマップ RSS

「橋下劇場」 バラエティー番組に酷似 渡辺武達 (4/4ページ)

2015.5.27 10:50

大阪都構想の是非を問う住民投票の敗北を受けた記者会見を終え、席を立つ橋下(はしもと)徹大阪市長(左)=2015年5月18日未明、大阪市北区(村本聡撮影)

大阪都構想の是非を問う住民投票の敗北を受けた記者会見を終え、席を立つ橋下(はしもと)徹大阪市長(左)=2015年5月18日未明、大阪市北区(村本聡撮影)【拡大】

 橋下氏は「大阪都なくして大阪再興の道なし」と主張し、反対陣営は「大阪市がなくなっていいのか」と訴えたが、いずれも根拠となる具体的なデータは示さなかった。

 ただ、こうしたワンフレーズを訴えるテレビ型選挙は、正しさよりも分かりやすさで、テレビやネット依存の有権者の関心を集め、それがこれほどまでの大接戦になった理由であろう。

 行政機能には無駄がない方がいいに決まっている。大阪と日本の将来という観点から、そのことが具体的に議論されず、なんとなく勢いで住民投票になり、負けたら主役がすべてを投げ出すというやり方は、反対陣営の旧態依然とした政治感覚とともに、いつまでも許しておいてはいけないだろう。(同志社大学名誉教授 メディア・情報学者 渡辺武達(わたなべ・たけさと)/SANKEI EXPRESS

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ