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しっかり触れ合えば関係は豊かになる 映画「あん」 河瀬直美監督インタビュー (3/5ページ)

2015.5.29 08:00

「人と人がしっかりと触れ合うことで、大切なものが得られる」と語る河瀬直美監督=2015年5月26日、東京都港区(鴨川一也撮影)

「人と人がしっかりと触れ合うことで、大切なものが得られる」と語る河瀬直美監督=2015年5月26日、東京都港区(鴨川一也撮影)【拡大】

  • カンヌ国際映画祭でレッドカーペットを歩く河瀬直美監督、永瀬正敏、内田伽羅(きゃら)、樹木希林(きき・きりん)、ドリアン助川(右から)=2015年5月、フランス・カンヌ(LESLIE_KEEさん撮影、P2提供)
  • 映画「あん」の撮影に臨む河瀬直美監督(右)と主演の樹木希林(きき・きりん)さん(P2提供)。(C)2015_映画「あん」製作委員会/COMME_DES_CINEMAS/TWENTY_TWENTY_VISION/ZDF-ARTE
  • カンヌ国際映画祭の「Japan_Day_Project」でのひとこま。主演の樹木希林(きき・きりん)さんと永瀬正敏さんは世界の映画関係者が駆けつける会場の雰囲気を楽しんだ=2015年5月、フランス・カンヌ(LESLIE_KEEさん撮影、P2提供)
  • 【メディアトリガーplus(試聴無料)】映画「あん」(河瀬直美監督)。5月30日公開(P2撮影)。(C)2015_映画「あん」製作委員会/COMME_DES_CINEMAS/TWENTY_TWENTY_VISION/ZDF-ARTE

 特別じゃなくてもいい

 しきりに徳江のクビを促すどら焼き屋オーナーの強い圧力に苦しむ千太郎。状況を察した徳江は自ら静かに身を引き、どら焼き屋を去ってしまう。千太郎や、徳江と心を通わせていた中学生の客、ワカナ(内田伽羅(きゃら))の喪失感は計り知れないほど大きなものとなったが、同時に、生きるうえで大切なものも徳江から確かに受け取っていた。「人と人がしっかりと触れ合うことで、両者の関係は豊かになり、本当の人間関係を築くことができる」。ロケで元ハンセン病の人々が暮らす施設を訪れた河瀬監督は、徳江の気持ちを代弁してみせた。

 《この世に生を受け、さまざまな事象を見聞きできるだけでも幸せではないか。特別な何かになれなくてもいいではないか》-長年、元ハンセン病患者が生活する施設で暮らしてきた徳江は、過去の過ちに苦しみ、いつも愁いをたたえている千太郎にこんな気持ちを伝える。《誰かに評価されるためでなく、自分自身が納得できる千太郎のどら焼きを作ってほしい》とも。

「やってできないことはないんだ」と必死に頑張っていると…

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