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文科相VS都知事 五輪前バトル激化 新国立500億円負担「自覚を」「根拠ない」 (1/5ページ)

2015.6.7 08:00

新国立競技場の整備をめぐって会談する下村博文(しもむら・はくぶん)文科相(左)と東京都の舛添(ますぞえ)要一知事=2015年5月18日、東京都庁(共同)

新国立競技場の整備をめぐって会談する下村博文(しもむら・はくぶん)文科相(左)と東京都の舛添(ますぞえ)要一知事=2015年5月18日、東京都庁(共同)【拡大】

  • 新国立競技場のイメージ(日本スポーツ振興センター提供)
  • 新国立競技場めぐる主な動き=2012年11月~2020年7月

 2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立劇場(東京都新宿区)の整備問題が波紋を広げている。タッグを組んで推進するはずの下村博文(しもむら・はくぶん)・文部科学相(61)と舛添(ますぞえ)要一・東京都知事(66)が、負担金などをめぐり、対立をエスカレートさせているためだ。五輪招致時に約1300億円だった建設費について、建築家は現行のままでは2700億円を超えると予想。今年10月の建設着手を目前に勃発した両者の対立に関係者からも「五輪までに新国立競技場の建設は間に合うのか」と不安の声が上がる。

 先月の会談で亀裂

 「ほら、握手して」

 今月2日、東京都港区。日本財団が開いた20年のパラリンピック支援に関する記者会見終了後、出席した下村氏と舛添氏は大会組織委員会の森喜朗(よしろう)会長(77)らに促され、報道陣の前で握手してみせたが、両者の表情には硬さが残ったままだった。

舛添要一氏「誰の責任なのか。誰も責任を取らない体制は問題がある」

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