ワクワクしながらエントリーすると、若いイルカたちが、キューキューと音を発し、ドルフィンスイマーたちの周囲をシンクロしながら回転し始める。泳ぎの上手なスイマーは、イルカたちに合わせて、海中で一緒に回転する。皆、無我夢中でイルカたちと泳ぎ続ける。多くの人が、イルカと間近で泳ぎ、目と目で見つめ合うアイコンタクトを経験し、「ずっと見つめ合いながら泳いだ!」と興奮する。
真正面から顔をのぞき込んでくるイルカもいる。
海草のパスキャッチをして遊ぶイルカもいる。
≪通い続けて20年 まるで人生の「相棒」≫
中には、野生のイルカでありながら、体をぴったりと密着させてくる個体もいる。体を優しくなでると、ピクピクっと、ちょっと痙攣(けいれん)したように体を反らせる。他では体験することのできない、野生のイルカたちとの触れ合いによって、スイマーたちの興奮はピークに達する。
研究者の乗船する船や、20年以上前からこの海域でドルフィンクルーズを行っている船では、イルカたちの個体識別も行われていて、もう20年近く通っていると、船上からでも、認識できる、顔なじみのイルカたちもいる。