通算16アンダーで優勝した成田美寿々(みすず)=2015年6月14日、兵庫県神戸市北区の六甲国際GC(共同)【拡大】
女子ゴルフのサントリー・レディース最終日は14日、兵庫県六甲国際GCで行われ、初日から首位の成田美寿々(みすず)が3バーディー、1ボギーの70とスコアを伸ばし、通算16アンダー、272で逃げ切り優勝、賞金1800万円を獲得した。4月のスタジオアリス女子以来の今季2勝目で、通算7勝目。
2打差の2位にイ・ボミ(韓国)、さらに1打差の3位に笠(りゅう)りつ子が続いた。4位から出た16歳のアマチュア新垣比菜(あらかき・ひな、沖縄・興南高)は、7打後退して22位だった。(出場65選手=アマ7、曇り、気温23.2度、南西の風2.3メートル、観衆7804人)
「こういう勝ち方もすごく気持ちいい」。過去6勝のうち5勝を最終日にひっくり返した「逆転の成田」は、初日からトップの座を一度も明け渡さない完全優勝に笑顔を見せた。
今季、賞金ランキング1位のイ・ボミとの最終組。前半2バーディーの成田に対し、イは4バーディーと追い上げ、後半の15番で1打差に詰め寄られた。しかし「さすが、と思ったけど、4日目でボミさんと優勝争いできるのも楽しみ」と焦りはなかった。