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心に訴える線 社会派画家の奥行き 「丸沼芸術の森所蔵 ベン・シャーン展」 (1/3ページ)

2015.6.15 13:10

平和や労働環境の向上など社会問題をテーマに描いたポスター=2015年6月10日、茨城県水戸市(原圭介撮影)

平和や労働環境の向上など社会問題をテーマに描いたポスター=2015年6月10日、茨城県水戸市(原圭介撮影)【拡大】

  • リルケの「マルテの手記」を題材にした作品も並ぶ=2015年6月10日、茨城県水戸市(原圭介撮影)

 【アートクルーズ】

 無実の罪や人種差別、労働環境問題などを克明に描いて告発し「アメリカン・シーン」と呼ばれたベン・シャーン(1898~1969年)の展覧会が、茨城県近代美術館(水戸市)で開かれている。初期~晩年の展示作品約300点(丸沼芸術の森所蔵)には、リルケの詩集やユダヤ教に題材を得た叙情あふれる作品も含まれ、「社会派」だけではなかった作家の奥行きを感じさせる内容になっている。

 第五福竜丸も

 当時はロシアの支配下にあったコヴノ(現リトアニア・カウナス)で、ユダヤ人の両親のもとに生まれたシャーンは、迫害を逃れて家族ごとアメリカに移住。叔父の石版画工房で働き始める。ニューヨーク大学でも学び、やがて絵画にも目覚めていった。

 転機は30歳を超えたころ。19世紀フランスの冤罪(えんざい)「ドレフュス事件」の連作を描いたころから、何も悪いことをしていないのに、不意に普通の暮らしが奪われた人たちを描くことをテーマに据えていく。代表作「サッコとヴァンゼッティの受難」(1931~32年)も、1920年代に強盗殺人罪で死刑になった2人の冤罪疑惑が題材だった。

網元の男、死亡者の久保山愛吉さんらを描く

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