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現代の女性たちへの応援歌に 舞台「メアリー・ステュアート」 神野三鈴さんインタビュー (1/3ページ)

2015.6.16 15:30

女優、神野三鈴(かんの・みすず)さん。夫の小曽根真は本読みも付き合う。「『関西弁に変えないとできない』というので笑っちゃう」=2015年5月20日、東京都新宿区(宮崎瑞穂撮影)

女優、神野三鈴(かんの・みすず)さん。夫の小曽根真は本読みも付き合う。「『関西弁に変えないとできない』というので笑っちゃう」=2015年5月20日、東京都新宿区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】

 女優の神野三鈴(かんの・みすず、49)が、16世紀に生きた2人の女王を描く「メアリー・ステュアート」でイングランド女王エリザベス1世を演じる。中谷美紀(39)演じるスコットランド女王メアリーとの2人芝居。王位と恋をめぐり対照的に生きた2人には、さまざまな女性像が投影されている。夫のジャズピアニスト、小曽根真(54)を支え、母を介護した自身の人生とも重ね、現代の女性たちへの「応援歌にしたい」と話す。

 すごい「自己演出力」

 「バージン・クイーン(処女の女王)」として恋を捨て、王位を全うしたエリザベス1世と、恋に生きてエリザベスに処刑されるメアリーとの対比は過去、さまざまな作品の題材とされてきた。

 今回の原作はイタリア人女性作家、ダーチャ・マライーニ、演出は英国の若手、マックス・ウェブスター、衣装はワダエミ。神野はメアリーの乳母を、中谷はエリザベスの侍女も並行して演じ分け、その掛け合いの妙も見どころとなる。

 「4人の姿には、一人の女性に内包されている『いろんな話』が見え、共感を持ってもらえるはず」と神野。エリザベスとメアリーの人生には、現代の女性にも何かを思い起こさせる。

自分の選択に覚悟を決め…

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