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地図は「想像力の装置」だった 世界は「地図」と「地図にならないもの」とで出来ている 松岡正剛 (1/4ページ)

2015.6.16 17:00

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

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 【BOOKWARE】

 寺田寅彦に「地図をながめて」という随筆がある。いまどき安いものを列挙するとしたら、その筆頭にあげられるのは陸軍測量部の1枚13銭の5万分の1の地図だろう。だが、その1枚から学びうる知識は「とうてい金銭に換算できないほど貴重である」という主旨だ。寅彦はさらに、珈琲代で得られる地図の情報と知識をどのように読めるようにしておくかが、これからのインテリジェントの要訣になるだろうとも綴った。

 地図には精密なものもあるが、母親から「このお店でこれこれを買ってきてね」と言われて渡される簡単な略図のようなものまで、いろいろある。地球の全体を示そうとした世界図、近所の商店街の地図、河川図、ロードマップ、気象や地質をあらわす地理学的な地図、人口や信仰や交易量をあらわすさまざまな分布図、間取り図、軍事的戦略図…すべて地図である。すでに古代バビロニアに粘土に彫った世界図があり、古代中国に世界の果てばかりを示した山海経(せんがいきょう)があった。

「何を読みとるか」が真骨頂

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