29日からは芝の聖地でウィンブルドン選手権が開幕する。途中棄権は「ウィンブルドンに大きなリスクを負いたくなかったから」と錦織は説明した。
だがわずか15分で終わった準決勝、左足にテープを巻いた錦織の動きは、最初からおかしかった。左右のボールに振り回されて追うことができず、踏ん張ることができずに体勢を崩し、空振りするシーンもあった。
痛みが走ったのは、フルセットを戦った準々決勝だったのだという。痛み止めの薬も効かなかった。体力の消耗が激しいとされるクレーコートのシーズンをフルに近い形で戦い、全仏オープンを終えて芝の大会に臨んだ。おそらく、ふくらはぎは、パンク寸前だったのだろう。
クレーから一転、球足の速い芝のコートに移っての最初の大会だったことも影響したかもしれない。