昨季までの錦織には、頻繁に見られたシーンではある。調子が上がってくると足の故障で休みを余儀なくされる、その繰り返しだった。
オフには肉体強化に努め、不安は解消されているはずだった。だが、世界のトップで戦い続ける負担は、それほど大きいということなのだろう。
全仏、ウィンブルドン、全豪、全米。悲願の四大大会制覇に向け、今季は開幕から、強さも速さもうまさも見せつけてきただけに、左足に巻かれたテーピングが心配なのだ。
いまはただ、「そこまで大きなけがではないと思う」という錦織自身の言葉を信じるだけだ。錦織が四大大会の優勝に一番近く、十分にその資格がある日本人選手である事実に変わりはない。(SANKEI EXPRESS)