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紫陽花や きのふの誠 けふの嘘 芭蕉・子規・荷風・三好達治のアジサイたち 松岡正剛 (3/5ページ)

2015.6.24 18:30

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

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 【KEY BOOK】「アジサイの魅力」(高橋章著/農山漁村文化協会、1512円)

 キク類ミズキ目アジサイ科アジサイ属アジサイ節。これが基本となるアジサイだ。われわれが野山や道でよく見かける自生のアジサイは日本原産で、これをヨーロッパで品種改良したのがセイヨウアジサイである。すでに万葉時代に「安治左為」などと表記されて、藍を集めるという意味で「集真藍」をアジサイと呼称した。「紫陽花」と綴るのは白楽天がライラックをそう呼んだものをあてはめたためらしい。本書はわかりやすいアジサイ入門だ。

 【KEY BOOK】「日本のアジサイ図鑑」(川原田邦彦・三上常夫・若林芳樹著/柏書房、3672円)

 アジサイの品種600種を網羅した図鑑。1000点のカラー写真がぎっしり詰まっている。系統別に収録されているので、アジサイの微妙な違いが次々に目にとびこんでくる。著者はそれぞれ確実園園芸場、緑創、アスコットの各社の代表や役員で、かなり詳しい。コリン・マレーの図鑑をはるかに凌駕した。アジサイの基本種は、トカラ、エゾ、ガク、コガク、ツル、カシワバ、ヤマ、ヤスバ、ノリ、ガクウツギ、アメリカなどに分かれる。庭に植えるならヤマやエゾだ。

鎌倉アジサイ同好会の顧問

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