【KEY BOOK】「アジサイはなぜ七色に変わるのか?」(武田幸作著/PHP研究所、1363円、在庫無し)
そもそも花の色はフラボノイド、カロチノイド、ベタレイン、クロロフィルの4大色素でできている。ここにアントシアニンが加わり、フラボノイドとくっつくと薔薇色が、それにマグネシウムが加わるとツユクサ色やヤグルマソウ色になる。アジサイはこれにアルミニウムが加わってあの独特の青みをつくった。そのアルミニウムは酸性の土壌から吸い上げられる。アルカリ性の強い土壌ではアジサイは赤を帯びていく。(編集工学研究所所長・イシス編集学校校長 松岡正剛/SANKEI EXPRESS)
■まつおか・せいごう 編集工学研究所所長・イシス編集学校校長。大好きな花のひとつは「白玉椿」。衝撃的な出会いをした花は「モクレン」。自著『眼の劇場』に「内側の木蓮」というエッセイが収められている。通称“ブロックハウス”に六人と猫七匹と起居をともにしていたころの話である。「松岡正剛千夜千冊」(http://1000ya.isis.ne.jp/)