新スタイルへ転換
日本はいま、新たな戦術に取り組んでいます。アジア大会後に就任した加藤英雄新監督のもと、それまでのゾーンで守って全員が一連の動きの中で攻めるスタイルから、マンツーマンで守って素早いカウンター攻撃を仕掛けるスタイルへと生まれ変わろうとしているのです。アジア大会の先発メンバー7人のうち、残ったのは私を含めて4人だけ。若い選手が加わっての再スタートでもあるのです。
マンツーマンは、相手に1対1で当たり続けることになります。国際大会では、日本より格上のチームがほとんど。相手にプレッシャーをかけて体力を消耗させるためには、こちらはそれ以上の体力をつけないといけません。当たり負けしない肉体も不可欠です。
もし、誰か一人でも“穴”があれば、そこから崩されます。ゾーンと違って、誰かがカバーに行くこともできないからです。ニュージーランドでの大会では、日本はまだ新しいスタイルにしっかりと対応できていなかったのです。