丸若屋がパリ・サンジェルマンにギャラリー「NAKANIWA」を設けてから丸1年がたった。設立にあたっては現地法人の協力を得、運営にあたっては日本の職人たちの賛同を得て歩んできた。NAKANIWAは単なる店舗ではない。丸若屋代表である私自身が考える日本の美しさを探求するプロジェクトの総称だ。その最初の表現方法がパリの小さなギャラリーということになる。多くのことはまだまだ未開であり、今後の展開も思案し行動している最中だ。しかし、最初の扉がパリであったことがわれわれにもたらしてくれた実りの多さは感動的ですらある。ここに日本の固定概念は必要ない。自分が心から知ってもらいたいと考える日本の文化・物に目を向け紹介することに集中できた。そうして今、現地の人々からの反応に確かな手応えと感謝、そして無限に広がる可能性をひしひしと感じる日々だ。