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【パリの中庭】育まれる思い 変わらぬ価値 丸若裕俊 (4/5ページ)

2015.7.3 11:40

新作でありながら古伊万里そのものを感じることができる「型打ち皿」=2015年6月29日(提供写真)

新作でありながら古伊万里そのものを感じることができる「型打ち皿」=2015年6月29日(提供写真)【拡大】

  • 古伊万里の風情と価値を感じる素焼き型(提供写真)
  • 「丸若屋」代表、丸若裕俊(まるわか・ひろとし)さん(本人提供)

 古きに新しきを見る

 古伊万里については、素材、製法の研究が進み多くのことが分かってきている。しかし、400年前に生まれる契機となった時代背景、手探りでものづくりが行われた当時の窯元たちの情熱と汗、今までになかったものを生み出す恐れや興奮をイメージできるかどうかは人間の感性の領域だ。馬場氏にはその感性がある。現代でも、いわゆる古伊万里風とされる品物は多々作られているが、馬場氏が作り出すものはもはや「風」ではないと感ずる。古伊万里を正確に理解し新しきとして現代につなぐ行為だ。仕事を超え「営み」ともいうべきその意識は、命がけでものを創る人々共通の雰囲気だ。彼の品が、現代の私たちが忘れてしまいがちな価値を確かに有していると感ずるのは必然である。だからこそ海を渡ることができる。私たちは、今後も彼の品と姿勢を丁寧に伝え共に歩みを進めたいと考えている。私たちがこの活動を始めた頃の初心を、カタチをもって知らせてくれるその品はNAKANIWAプロジェクトの要石のようでもある。(企画プロデュース会社「丸若屋」代表 丸若裕俊/SANKEI EXPRESS

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