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【笑顔のアスリート学】田んぼで気づいた「水」の大切さ 萩原智子 (2/4ページ)

2015.7.6 11:30

きれいな水が張られたプールで行われる水泳の競技。水がなくなれば、真っ先にできなくなる=2015年6月23日、アゼルバイジャン・首都バクー(ロイター)

きれいな水が張られたプールで行われる水泳の競技。水がなくなれば、真っ先にできなくなる=2015年6月23日、アゼルバイジャン・首都バクー(ロイター)【拡大】

  • 【笑顔のアスリート学】萩原智子さん。1980年4月13日、山梨県生まれ。身長178センチの大型スイマーとして、2000年シドニー五輪女子200メートル背泳ぎ4位、女子200メートル個人メドレーで8位入賞。02年の日本選手権で史上初の4冠達成。04年にいったん現役引退し、09年に復帰。子宮内膜症、卵巣嚢腫(のうしゅ)の手術を乗り越え、現在は講演、水泳教室やキャスターなどの仕事をこなす=2007年7月17日(提供写真)

 田んぼの役割は、それだけでは終わらない。お米を作り、生き物を育むだけではなく、街の小さなダムの役割も果たし、洪水などの天災対策にも役立っているという。田んぼは、私たちの生活をも見守ってくれている。そして緑の稲が景観を保つと同時に、夏の暑さ対策にも一役かっている。もちろん稲が光合成を行い、二酸化炭素(CO2)を吸収することも…。さまざまな形で命の循環が行われているのだ。

 あって当たり前のように感じていた田んぼの役割は、私の想像を超える形で存在していた。

 水泳は豊かさの象徴

 「一粒百行(いちりゅうひゃくぎょう)」という言葉を知っているだろうか。昔、農家の人たちが使っていた言葉で、一粒のお米を作るには百の行いをしなければ良いお米ができないという意味を持っている。この言葉を「一流百行」と置き換えたらどうだろう。一流になるためには、百の行いをしなければならない…。人間と同じように考えると、たった一粒のお米を作り出すことは容易ではないことが分かる。食卓に並ぶお米は、農家の方々の努力の結晶でもある。お米があって「当たり前」ではない。お米があることは、本当に幸せなことであり、「ありがとう」なのだ。

水を飲んだ瞬間、ふとプールが頭に浮かんだ

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