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「人間とは何か」問い 社会とともに進化 企画展「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」 (1/3ページ)

2015.7.6 10:30

「ナルト」や「七つの大罪」の展示風景=2015年6月23日、東京都港区(原圭介撮影)

「ナルト」や「七つの大罪」の展示風景=2015年6月23日、東京都港区(原圭介撮影)【拡大】

  • マンガ原画の展示風景=2015年6月23日、東京都港区(原圭介撮影)

 【アートクルーズ】

 日本のマンガ・アニメ・ゲーム文化は進化し、増殖している。それは、私たちの社会やデジタル・IT技術の進展から養分を吸収しながら変貌する“寄生獣”や“ロボット”のようだ。漫画家・手塚治虫の亡くなった1989年以降の作品を集めた企画展「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」(東京・国立新美術館)は、その変貌の一端を紹介している。

 岩明均(いわあき・ひとし)のマンガ「寄生獣」(1989年~)の中に、主人公の高校生シンイチが、右手に入り込んだ寄生生物(宇宙の生物?)と論争する場面が出てくる。

 シンイチが、人間に取りついた寄生獣が人間だけを食べる習性を非難して「悪魔」とののしると、「『悪魔』というのを本で調べたが、いちばんそれに近い生物は、やはり人間だと思うぞ」「人間はあらゆる種類の生物を殺し食っているが、わたしの『仲間』たちが食うのは、ほんの1~2種類だ…質素なものさ」と、痛烈なパンチが返ってくる。

人間とロボットの関わり方を通して「人間とは何か」

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