米ニューヨークのニュースクール大学で行った演説で、舌鋒鋭く共和党の経済政策を批判するヒラリー・クリントン前国務長官=2015年7月13日(AP)【拡大】
クリントン氏が中間層重視の姿勢をことさらに強調する背景には、有権者の間でのクリントン氏のイメージが低下していることにある。AP通信が16日に発表した世論調査によると、クリントン氏を「好ましい」とした回答者の割合は全体の39%で4月時点の46%から大きく低下。一方、「好ましくない」との回答は49%で、出馬表明した4月の41%から跳ね上がっている。
イメージ回復に躍起
ファーストレディー時代から20年以上にわたって世間の注目を集めてきたクリントン氏には、「中間層からかけ離れた存在」というマイナスイメージがつきまとう。このためこれまでの選挙戦を通じて中間層の家庭で育った出自や、2011年に母親を病院でみとったこと、初孫が産まれたばかりのおばあちゃんであることなどのエピソードに触れ、中間層が抱える悩みを共有できることをアピールしてきた。
しかし先述の調査ではクリントン氏への「心優しい」との評価は40%、「正直」との評価は31%でしかない。AP通信は「有権者はクリントン氏のイメージ回復作戦を受け入れていないようだ」としている。