通関手続きを前にした中国産ウナギを確認する税関職員=2015年7月22日午後、千葉県成田市(共同)【拡大】
「新資源」も乱獲懸念
また、相模原市のスーパーで「ウナギのきも」として売られていた製品には、熱帯に多いオオウナギと、フィリピンやインドネシアなど東南アジアを中心に分布するバイカラーの2種が含まれていたことが判明した。両種の確認は11年以降、初めて。ニホンウナギと同様に国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種としているアメリカウナギも3件確認された。
「異種ウナギ」とも呼ばれる東南アジアなどのウナギは、ニホンウナギが減少する中、新たな資源として注目されているが、研究や資源管理が進んでおらず、乱獲が進む懸念が大きい。(SANKEI EXPRESS)
■日本の食用ウナギ 日本では、東アジアに分布するニホンウナギと、中国で養殖された欧州原産のヨーロッパウナギが主に食用にされてきた。だが、乱獲などによって減少し、北米のアメリカウナギ、東南アジアのボルネオウナギとともに国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に指定された。中でもヨーロッパウナギは減少が深刻で、ワシントン条約により輸出入が規制されている。ニホンウナギやヨーロッパウナギの代替種として、日本ではバイカラーなど東南アジアのウナギの消費が増えているとされる。