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【メジャースカウトの春夏秋冬】「掘り出し物」続々 独立リーグ 大屋博行 (4/4ページ)

2015.7.27 11:00

試合終了後残ったファンにサインする高知の藤川球児(きゅうじ)投手(左)。その加入で独立リーグは大きく盛り上がっている=2015年7月12日、高知県高知市の高知球場(中島信生撮影)

試合終了後残ったファンにサインする高知の藤川球児(きゅうじ)投手(左)。その加入で独立リーグは大きく盛り上がっている=2015年7月12日、高知県高知市の高知球場(中島信生撮影)【拡大】

  • 【メジャースカウトの春夏秋冬】恩師であるローイ・カーピンジャー氏(左)と大屋博行氏(アトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当)=1月18日、米国(大屋博行さん提供)

 一方、独立リーグの選手は日本のスカウトが目に入れやすく、何より日本になじんでいるかどうかがすぐに判断できる。球団にとって契約金もそれほど高くなく、たとえ、活躍できなくてもリスクも高くない。選手からしても月給数10万円の独立リーグよりは待遇面でありがたい。さらに独立リーグの球団としても、日本のプロ野球に移ってくれれば移籍金も入るので、経営面でメリットがある。

 さまざまな事情の中で成り立っている独立リーグだが、プロ野球に移籍できる期限は7月末になる。藤川投手は、果たして視察に訪れるスカウトたちに「火の玉ストレート」復活を印象づけることができるか。右肘の回復具合を含め、厳しい環境からはい上がってくることができれば、独立リーグの存在価値はまた高くなるだろう。(アトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当 大屋博行/SANKEI EXPRESS

 ■おおや・ひろゆき 1965年10月生まれの47歳。大阪府出身。高校中退後に渡米し、アリゾナ州スコッツデール市立コロナド高校で投手としてプレー。コロナド高を卒業後に帰国し、プロ野球阪神で練習生、歯科技工士などを経て98年に米大リーグ、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの国際スカウト駐日担当に就任。2000年からアトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当として日本国内の選手発掘に励む。

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