秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】
その合間で、スタッフから「私、体温が低いっていう女性がいるんだけど、ほんとうですか?」と尋ねられました。人間にとって、体温は生命維持に大切な体内の酵素反応などを維持する重要な因子です。なので、深部体温といって直腸の温度などを測れば、低い人はほとんどいません。人では深部体温は37度ほどに保たれています。もし、低下することがあれば、低体温症になってしまいます。体温計の温度が低く出る場合は、多くの場合、その人の皮膚温が低いだけです。
体温が低いから、血圧が低いから、という理由で朝起きられないというのは迷信です。運動選手は、血圧も脈拍も低い人が多いのですが、早朝からハードなトレーニングを重ねています。また、彼らは発汗機能が優れていて、皮膚の表面温が低い傾向があります。もちろん、活動性に問題はありません。
サーカディアンリズムの崩れが、快適な起床を妨げる原因になります。睡眠時無呼吸や夜間のトイレ、精神的負荷による不眠などで、良質な睡眠がとれないことも、サーカディアンリズムを崩す原因となります。
一つ一つ不眠の原因を解決して、安らかな眠りを得ることにしましょう。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔/SANKEI EXPRESS)