【ソーシャル・イノベーションの現場から】
「『世界の海を守る日本』へと進化することが求められている」。日本財団の笹川陽平会長は7月20日の「海の日」に行われた、政府主催の第20回「海の日」特別行事総合開会式で、国際社会における日本のリーダーシップを訴えた。
人材育成と「つながり」
東京都内のホテルで行われた式典には、安倍晋三首相のほか、山谷(やまたに)えり子海洋政策担当相や太田昭宏国土交通相、国際海事機関である英国のIMOの關水(せきみず)康司事務局長、20カ国の駐日大使ら国内外から約410人が出席。笹川会長の呼びかけは、世界に向けての発信にもなった。
式典では、笹川会長のスピーチ後、山谷氏が日本財団など民間法人、関係省庁、横浜市の33団体で構成される実行委員会が主催する「海でつながるプロジェクト」の開始を宣言した。