神戸大4年の深田友紀さん(23)は、来日したフランス人の大学生(21)を連れて慰霊に訪れた。「安全保障関連法案などで社会が揺れている。こんな時代だからこそ、平和への気持ちを新たにしたい」と真剣に話した。
≪「写真の女学生」 沈黙破った≫
広島の被爆直後の貴重な資料として、当日、爆心地から約2.3キロの現在の広島市南区にある御幸橋で、負傷者や応急処置を受ける人々を撮影した写真が残されている。この橋を通り、写真に写っている可能性のある女性が70年たって初めて、当時のことを語った。
「原爆は思い出すのも嫌だ。根源である戦争の被害者にならないため、どうするかを考えてほしい」。原爆だけでなく、戦争そのものをなくすべきだと訴えた。
あの日、13歳の女学生だった竹内節子さん(83)=広島市=は、爆心地から約1.6キロ離れた現在の中区千田町にある旧広島貯金支局に動員され、机で作業をしようとしていた。