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【日航機墜落30年】教訓を次世代に 立場超え語り継ぐ (2/4ページ)

2015.8.13 08:00

追悼慰霊式でろうそくを見つめる子供たち。次世代への継承が課題となっている=2015年8月12日午後、群馬県多野郡上野村(鴨川一也撮影)

追悼慰霊式でろうそくを見つめる子供たち。次世代への継承が課題となっている=2015年8月12日午後、群馬県多野郡上野村(鴨川一也撮影)【拡大】

 墓標の前で小さな手を合わせる姿を見て、長谷川さんは「子や孫がここに来ることが風化を防ぐことになる」と目を細めた。

 膝詰めで話す

 「加害者」の日航、「被害者」の遺族という立場を超えた取り組みも始まっている。

 日航は2006年、事故機の残骸などを展示する研修施設「安全啓発センター」を開設した。

 「どうか仲良く がんばって ママをたすけて下さい パパは本当に残念だ きっと助かるまい」。30分余りの迷走を続けたジャンボ機の中で、犠牲者が家族に書いた遺書。事故原因とされる後部圧力隔壁。実物を前に、社員らは声を失う。

 日航社員約1万4000人のほぼ全員が見学を終え、啓発センターで遺族と若手社員が膝詰めで話をする「思いを語り合う会」も開始。新入社員は、御巣鷹に必ず慰霊登山をするようになった。

 父親のカメラに残っていた、墜落直前の機内の様子を捉えた写真の展示を申し出た小川領一さん(46)=鹿児島県霧島市=は「遺族と日航が向き合い、再発防止に取り組もうと同じ方向を向いた」と評価している。

「安全の聖地」

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