試合に敗れ、スタンドへ挨拶に向かう早実・清宮(きよみや)幸太郎。左は服部雅生=2015年8月19日、兵庫県西宮市・甲子園球場(松永渉平撮影)【拡大】
第97回全国高校野球選手権大会第13日は19日、甲子園球場で準決勝が行われ、東北勢として春夏通じて初優勝を目指す仙台育英(宮城)と、45年ぶり2度目の全国制覇を狙う東海大相模(神奈川)が20日午後1時開始予定の決勝に進出した。
仙台育英は7-0で早実(西東京)に完勝し、準優勝した1989年以来の決勝に進んだ。早実の注目の1年生、清宮(きよみや)は内野安打1本にとどまった。東海大相模は10-3で関東第一(東東京)に打ち勝ち、準優勝した2010年以来の決勝に臨む。
早実の清宮の最初の夏は完敗で終わった。3年生との日々を問われ、「優しさを本当に思い知った大会。恩返しできず悔しい。上級生と、もう一度野球がしたい」。清宮はタオルで目頭を押さえ、むせび泣いた。
一回1死一塁でシュート気味の外角直球を引っ掛け二ゴロ併殺打。強打は最後まで影を潜め、内野安打1本のみだった。仙台育英の佐藤世に抑えられたが「打てないとか、びっくりする感じでもなかった」と強気な性格は一貫していた。