男子50キロ競歩を終え、笑顔を見せる銅メダルの谷井孝行(右)と4位入賞の荒井広宙(ひろおき)=2015年8月29日、中国・首都北京市の国家体育場(共同)【拡大】
6度目の世界選手権出場でついに念願の表彰台に立った。男子50キロ競歩で谷井は「やっと結果を残せてうれしい。応援が力になって最後まで力を振り絞ることができた」と万感の表情で話した。
序盤から第2集団につけた。強い日差しが照りつける中、距離が進むにつれ、徐々に選手が振り落とされていく中で必死に粘った。終盤にチームメートの荒井と繰り広げた3位争いも制し、競歩の日本勢では五輪、世界選手権を通じて初のメダルを手にする快挙を達成した。
前回、前々回大会とも9位。あと一歩で入賞に届かなかった。昨秋の仁川アジア大会で金メダルを手にしたが、世界の舞台では殻を破りきれなかった。競歩の注目は世界記録を樹立した鈴木(富士通)のいる20キロに集まった。地道に努力を重ねた男が、ここまで入賞なしと重苦しいムードに包まれていた日本に初のメダルをもたらした。(共同/SANKEI EXPRESS)