首都北京市内のショッピングモールで、保安検査に並ぶ大勢の人たち=2015年8月27日、中国(共同)【拡大】
中国当局は警官や赤い腕章を着けた臨時雇いの保安要員数十万人を市内の至る所に配置。市民の不満が抗議活動などに発展しないようにらみを利かせている。
改革派作家の女性(30)は「反ファシズム記念を通じて、市民に不便を強要するファシズムがいかに残酷か身をもって知った」と皮肉った。(共同/SANKEI EXPRESS)
中国が抗日戦争勝利記念行事を開催することをめぐっては、そもそも中国が“抗日戦争”に中心的な役割を果たしていないという批判があり、台湾の連戦(れん・せん)元国民党主席(79)が参加を表明していることに、同じ国民党の馬英九(ば・えいきゅう)総統(65)すら「参加すべきでない」と公然と批判している。抗日戦争を戦ったのは、あくまで中華民国政府であるという立場からだ。
こうした批判を意識してか、中国人民解放軍の研究者3人は29日に記者会見し、「共産党こそが抗日戦争の大黒柱だった」と強調。共産党は記念式典を求心力向上のための宣伝と位置づけているが、共産党の実績を強調する「演出」には批判が強まっている。