秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】
食べ物で片頭痛を起こしやすい人もいます。例えば、頻回に買いに行っていたお気に入りのパティシエが作るチョコレートケーキを減らしたところ、頭痛が減った患者さんがいらっしゃいました。また、おつまみのサラミやチーズを別な物に変えたところ、頭痛の頻度が低くなった方もいらっしゃいました。食べ物が片頭痛の原因になるかどうかは個人差が大きいものの、片頭痛が増えたときには工夫してみるとよいと思っています。
一方、片頭痛を予防する食物なども知られています。例えば、マグネシウム。血管安定作用とともに脳神経細胞へ働きかけるマグネシウムは、片頭痛予防効果を持つことが知られてきました。“Prophylaxis of migraine with oral magnesium(経口マグネシウムの片頭痛予防効果)”という論文が権威ある雑誌に掲載されています。私のクリニックでも、マグネシウムが多く含まれるミネラルウオーターの効果を確かめて、医学会で発表したことがあります。
マグネシウムは、魚介類や海藻、納豆や豆腐など大豆製品に多く含まれています。片頭痛持ちの方の頭痛頻度が高くなってきたときには、飲酒や加工された肉製品を減らして、和食を中心にすると頭痛予防になるかもしれません。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔/SANKEI EXPRESS)