タリバンの最高指導者だったムハンマド・オマル師(中央右)がすでに死亡し、アフタル・ムハンマド・マンスール師(中央)が後継者に選出されたことを報じるアフガニスタンの地元紙=2015年8月1日、アフガニスタン・首都カブール(AP)【拡大】
組織内に反対派も
タリバンはオマル師の死を認めると同時に、後任にマンスール師を選出したと発表した。しかし、これにはオマル師の弟や息子を中心とするグループが異論を唱えている。このグループは、別の評議会を結成し、マンスール師に辞任を求め、拒否すれば別の最高指導者を選出するかもしれないとしている。オマル師の家族は、「指導者が団結を示すことができなければ、マンスール師を含め誰も支持できない」との声明を発表した。
これに対し、マンスール師は、約30分の肉声の公開メッセージで、「われわれが団結すれば敵を打ち負かすことができる」「不満がある友人がいれば、対応する。できることは何でもやる」と訴えた。
タリバン内では、マンスール師を最高指導者として認めるかどうかの協議が続いているとされる。伝記は、マンスール師はタリバン最高評議会など関係機関の支持で最高指導者になったのであり、「自ら手を挙げたのではない」と主張している。(ニューデリー支局 岩田智雄(ともお)/SANKEI EXPRESS)