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井浦新 下鴨神社写真展 「黒」にこだわり 時間の動き表現 (2/5ページ)

2015.9.4 18:00

井浦新_下鴨神社写真展「御生_Miare」の会場となる神服殿(しんぷくでん)。御神服を奉製する御殿であったことから、厳かな雰囲気が漂い、御簾を上げると展示写真を垣間見ることができた=2015年6月19日、京都市左京区の賀茂御祖神社(下鴨神社、田中幸美撮影)

井浦新_下鴨神社写真展「御生_Miare」の会場となる神服殿(しんぷくでん)。御神服を奉製する御殿であったことから、厳かな雰囲気が漂い、御簾を上げると展示写真を垣間見ることができた=2015年6月19日、京都市左京区の賀茂御祖神社(下鴨神社、田中幸美撮影)【拡大】

  • 井浦新_下鴨神社写真展「御生_Miare」の会場となる神服殿にたたずみ、これまでの撮影に思いを巡らす井浦新(あらた)さん=2015年6月20日、京都市左京区の賀茂御祖神社(下鴨神社、田中幸美撮影)
  • 気になる被写体を見つけると、すかさずカメラを構える井浦新(いうら・あらた)さん=2015年6月20日、京都市左京区の下鴨神社(田中幸美撮影)
  • 展示されている写真について解説する井浦新(いうら・あらた)さん=2015年6月19日、京都市左京区の下鴨神社(田中幸美撮影)
  • 写真展の舞台となった神服殿は、楼門を入ってすぐのところにある。古来、殿内の一室が行幸の際に玉座となった殿舎で、夏、冬の御神服を奉製する御殿であったため、神服殿という名前がついたという=2015年6月20日、京都市左京区の下鴨神社(田中幸美撮影)
  • 京都市左京区の下鴨神社

 モノクロ写真にした理由について、「神事は暗闇の中で行われていて、暗闇の“黒”にこだわりたいと思った」と話した。そのため、通常の写真印刷ではなく、水性顔料を使って染め摺(ず)りをした。黒の深さを出すために、染めて染み込ませる作業を繰り返したという。「粒子もかなり粗いものにして写真の中に時間の動きを表現した。見る人によっては見えないものが見えてきたらいいなという思いを抱きながら、ザラッとした感じの作品作りをしました」という。

 また、展示作品の中でお気に入りの一枚はという問いには、「撮影時の状況や感情面が入ってくるとすごくシンプルで地味な写真になってしまう」と断りながら、「今年の元旦に初日の出を迎えたときの写真」をあげた。「木々の向こうから太陽が顔を見せて、奈良の小川に反射する様子は、今までずっと見てきたものだが、初日の出はやはり格別」と感慨深そうに話した。

魂が蘇ってくる感覚 「御生」そのもの

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