21年に1度、建物を一新する下鴨神社の式年遷宮(しきねんせんぐう)。この記念すべき神事に奉納する井浦新さんによる写真展「御生(みあれ) Miare」が、6月20日から下鴨神社の神服殿(しんぷくでん)で開催されている。2013年に京都国立博物館の文化大使に就任し、同じ年の5月、葵祭(あおいまつり)の代表参拝を務めた際に新木直人宮司との縁を深めた井浦さんは、式年遷宮の公式行事の写真展に向けて、この2年間、下鴨神社の写真を撮り続けてきた。
新年の歳旦祭(さいたんさい)、蹴鞠(けまり)をはじめ、流鏑馬(やぶさめ)神事、御蔭祭(みかげまつり)、葵祭社頭(しゃとう)の儀、御手洗祭(みたらしまつり)、御薬酒若水(おやくしゅにゃくすい)神事、大祓式(おおはらえしき)…、そして式年遷宮の遷座祭(せんざさい)など。四季折々の下鴨神社の表情を含め、撮影した写真は膨大な数に上る。