六回、打者・畠山和洋(はたけやま・かずひろ)の時に今季30盗塁目を決めるヤクルト・山田哲人(てつと)=2015年9月6日、東京都新宿区・神宮球場(小倉元司撮影)【拡大】
緻密さで黄金期を築いた「ID野球」のヤクルトから新しい形への転換期に、最高の素材がマッチした。杉村チーフ打撃コーチは「若い時からそういう方針を受け、積極的に伸び伸びと育った」と言う。
意欲的に技術も吸収した。米大リーグに移籍した青木からはヤクルト時代にバットを譲り受け、同じモデルを使い続ける。青木や内川(ソフトバンク)らを指導した杉村コーチを通じて首位打者の打撃を学び、2013年はバレンティンの60本塁打を間近に見て刺激を受けた。(SANKEI EXPRESS)