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傷つけ合う家族 実は究極の愛の物語 麻実れい、満島真之介 舞台「夜への長い旅路」 (2/3ページ)

2015.9.8 14:30

母子役での共演は2作品目となる麻実(あさみ)れいさん(右)と満島(みつしま)真之介さん=2015年8月24日、東京都中央区(野村成次撮影)

母子役での共演は2作品目となる麻実(あさみ)れいさん(右)と満島(みつしま)真之介さん=2015年8月24日、東京都中央区(野村成次撮影)【拡大】

 麻実と満島はかつて、ジャン・コクトー原作の舞台「おそるべき親たち」の母子役で共演した。初演は2010年で満島のデビュー作でもあり、昨年再演。ともに熊林が演出、木内が翻訳と台本を手がけた。

 前作に続き、麻実はゆがんだ心理を持つ母親像を表現する。言いたい放題で傷つけ合う家族の姿は「愛情が根本にあり、絶対に離れない絆があるからこそ。最悪の状況でも、補う過去の幸せが織り込まれている。だから家庭崩壊にはならない」とひもとく。満島については「豊か過ぎるほどの感受性を持っている。息子は自分の中から生み出した異性で恋人のようなもの。青年から大人に成長した彼と大切に場面を作りたい」と意気込む。

 満島は麻実と前作で「本当の母より密に過ごした」と話す。女優の満島ひかりを長姉にもつ4人姉弟の長男で、2人の弟妹がある。間に挟まれ「母親に甘えたことがなかった。舞台では麻実さんに全身全霊でぶつかり包んでもらった」。

 その経験は昨年の再演後、疎遠だった実母との関係を修復するきっかけとなった。「初めて母親と向き合い、やっと『へその緒』が切れて一人の人間になれた」と振り返る。舞台を通じて自分自身が成長していく。だから今回も「僕が今持っているものを、全て出すしかないと思います」。

ブラックコメディーなどにも挑戦

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