1985年に27歳の若さで急逝した女優の夏目雅子さん。11日は没後30年に当たり、その魅力を伝える書籍の刊行、出演映画やドラマの特集上映など追悼企画が相次ぐ。デビューから10年足らずの活動期間を駆け抜けた夏目さんの輝きが、今も色あせずに人々をひきつけている。
彗星のように
健康的なビキニ姿のCMで77年、一躍時の人になった夏目さん。ドラマ「西遊記」の三蔵法師役で人気を博し、映画「鬼龍院花子の生涯」のせりふ「なめたらいかんぜよ!」は流行語に。だが、作家の伊集院静さんと結婚した翌年の85年、急性骨髄性白血病で死去した。
「彗星(すいせい)のように日本映画を輝かせて去って行った」「どれほどの可能性があるのか、器が見えないほど大きかった」。共演者や評論家が語る夏目さんの残像はその不在から30年を経ても鮮烈だ。